絶対に失敗しない?!お部屋探しパーフェクトガイド

      2019/07/13

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初めてお部屋探しをする人が抑えておくべきポイントをまとめています。基本的なことから細かいなポイントまでありますが、お部屋探しを初めてから、引越しが終わるまでのガイドを網羅しています。

目次

1.お部屋探しの前に

1−1.入居までの費用
1−2.入居後の費用
1−3.入居までのスケジュール

2.物件・地域情報を集めよう

2−1.間取り表記の読み方
2−2.物件の設備条件をチェック

3.不動産屋に行こう

3−1.目的にあった不動産会社を選ぼう
3−2.いざ不動産屋へ

4.下見でチェック!

4−1.お役立ちグッズ
4−2.下見のポイント

5.契約は慎重に

5−1.申し込みについて
5−2.入居審査
5−3.重要事項説明
5−4.契約時のチェックポイント

6.引越し準備は段取り良く

6−1.引っ越し方法を決める
6−2.引っ越し業者の選定

 

1.お部屋探しの前に

部屋探しを始める前に、まずは上限予算とスケジュールを明確にしよう!

 

1−1.入居までの費用

初期費用ってどれくらい?

地域によって差はあるが、首都圏の場合は家賃の6か月分が目安。物件によって値段は変わってくるが、一つの参考にしてみてほしい。

初期費用解説

敷金

家賃滞納などの保証金として大家さんに預けるお金。基本的に退去時に戻ってくるものだが、滞納の際や、入居者の負担で部屋を補修する必要がある場合には、その費用が敷金から差し引かれる。敷金は通常、家賃の2ヶ月分程度に設定されている。

礼金

礼金は、大家さんへの謝礼金として進呈するお金で、退去時にも戻ってこない。礼金の額は物件によって異なるが、およそ家賃の1~2か月分が相場。慣習的なもので、法的に根拠があるものではないので、最近では礼金のない物件も増えている。

仲介手数料

仲介手数料は、不動産仲介業者への手数料。この額は家賃の1か月以内と法律で決められているので、家賃の0.5~1ヶ月分が相場。別途消費税がかかる。不動産仲介業者は、物件探しから、家主との交渉、契約手続きなど、入居の為に必要な手続きをサポートしてくれる。

前家賃

最初の家賃1ヶ月分は、契約時に先払い。これも初期費用として勘案しよう。月の途中から入居する場合は、その月の家賃(日割り計算)と翌月分の家賃を、一緒に支払うことが多い。この場合、前家賃は1カ月分を超えるので注意。

家財保険料・鍵交換費用

火災保険への加入が条件になっている賃貸住宅が多くなっている。1~2万円程度が相場。また、ドアノブの鍵の付替えをするケースも多く、これは5千円~1万円程度。これらは入居条件に記載されているので、きちんと確認しよう。

引越し費用

引っ越し費用は、

  1. 「荷物の量」
  2. 「作業員の人数」
  3. 「引越し先との距離」

の3要素を基本にして決められる。それ以外にも時期・時間帯よっても変動する。業者間で価格・サービスに開きがあるので、必ず相見積もりを取ろう。1Rや1DKの場合で、5~10万円と考えておけばいい。

 

1−2.入居後の費用

家賃の目安は?

月収の1/3以下というのが、家賃の目安。その際、ボーナスや不定期収入を予算に入れないように。

また入居後に節約するから・・・といって収入に見合わない物件を借りようとしても、入居審査が通らない可能性が高い。収入と家賃のバランスを考えて物件を選ぼう。

家賃以外の諸費用も忘れずに!

家賃の他に月々支払う必要がある費用として、「管理費」「駐車場代」「光熱費」などがある。管理費とは清掃など、建物設備の維持管理に必要な費用のこと。物件によって、費用はかなり異なってくるが、オートロックや管理人常駐のマンション等はもちろん高額。ただ、どこまでの費用を家賃に含め、どこから管理費として別途請求するかは家主の判断に過ぎないので、物件を探す段階から「家賃+管理費」が実際の毎月支払う家賃と考えておいた方が無難だ。

電気・ガス・水道を含めた光熱費は、一人暮らしの場合で10000~15000円が目安。もちろん夏場・冬場などは、エアコンなどの使用によって光熱費も一気に上がってしまう。あとで請求を見て慌てることがないように注意。

駐車場代も毎月支払う料金。地域によっては、別途「敷金」を預ける場合も。賃貸住宅の広告には、駐車場についても記載されているので、駐車場料金が毎月いくらかかるのかチェックしておこう。駐輪場に関してはほとんどの場合が無料だが、稀に別途支払いを求められる物件もある。

 

1−3.入居までのスケジュール

検討期間は?

入居する物件の検討期間は1ヶ月前後という人が多い。生活の拠点になる訳だから、物件の条件だけでなく、通勤・通学の利便性、周辺環境なども時間をかけてしっかりチェックしたいところ。ただしあまり気合いが入りすぎて、物件を決めるのが早すぎてしまうと余分な家賃を払うことになりかねないので、ほどほどに。

申込みから入居までの期間は?

実際に物件が決まり、申込みをしてもすぐに入居できるわけではない。入居審査、契約・引越しなどを含めると、概ね二週間位は必要になる。この期間も考えて、計画的に入居までの段取りを決めていこう。 結局、検討期間と申込みから入居までの期間を合わせると、1ヶ月半位は必要になってくる。

学生さんは繁忙期に注意!

進学先の決まった学生で2月後半~3月は、不動産屋さんは大混雑。特に人気のエリア・優良物件は早い時期に決まってしまう。憧れの一人暮らしで、「こだわりのお部屋に住みたい!」という人は、進学先が決まった段階ですぐに動き出せるよう、早めに希望する条件・エリアなどを絞っておこう。

また、不動産屋に行って相談するにも、来店予約などをしておかなければ、対応してもらえない場合がある。お部屋探しラッシュの波に飲み込まれないよう、早め早めの準備を。

 

2.物件・地域情報を集めよう

上限予算とスケジュールが決まったらお部屋探し開始!インターネットでとにかく情報を集めて、物件情報に慣れていくのがおすすめ。そこから実際の暮らしをイメージして、自分のライフスタイルに合わせた条件・エリアに絞って行こう。

2−1.間取り表記の読み方

間取り表記の読み方

部屋のタイプは、通常、「ワンルーム」「K」「DK」「LDK」の4つ。「K」「DK」「LDK」の頭に付く数字はベッドルームの数を表わしている。

「ワンルーム(1R)」

1部屋の居室の中にキッチンが備え付けられた間取り。もっともコンパクトな、一人暮らしの基本ともいえる間取り。専有面積は18m2から20m2台のものが多いが、もっと広めのものもある。

「キッチン(K)」

一般的に4.5畳以下のキッチンのみの間取り。ワンルームと違い、居室とキッチンが仕切られているので、料理の際の匂いが居室に移りにくくなる。

「ダイニングキッチン(DK)」

テーブルを置いて食事できる程度の、キッチンつきの部屋のこと。一般的に8~10畳未満のものを指すが、明確な規定はないので実際の面積は必ずチェックしよう。

「リビング・ダイニング・キッチン(LDK)」

リビングとしての大きな部屋に、ダイニングキッチンが含まれる間取り。DKとの違いは面積で、一般的に8~10畳以上をLDKという。但しこれも明確な規定はないので注意が必要。

「SLDK」

LDKにSがついた間取りで、サービスルーム・納戸のこと。納戸は窓がない、もしくはあっても建築基準法に満たないため、部屋として表記できないスペースだ。

一般的な目安は?

首都圏における一般的な目安としては、一人暮らしの場合でワンルーム~1DKの20平方メートル前後。新婚・カップルの場合で、2DK~3DK程度で40平方メートル以上、ファミリーなら3DK以上で50~60平方メートル以上といった具合。 ただし、部屋のレイアウトや収納の大きさによっても生活空間の広さは異なってくる。実際に見てみなければわからないことも多いので、希望する間取りには幅を持たせて考えるのが無難だ。

収納の場所、量も欠かさずチェック!

自分に必要な間取り、広さを考えるために、まず自分の持ち物をリストアップしよう。そして間取図の中で、必要な場所に必要な収納があるかどうかをチェック!収納スペースの配置・量はとても大切な要素だ。入りきらない場合は処分する必要がでてくるので注意。 実際の暮らすイメージから生活動線を意識してみることで、あなたのライフスタイルに合った間取りかどうか見えてくるはず。

 

2−2.物件の設備条件をチェック

物件の条件・設備を考えるにあたって、自分にとって何が必要なのかを考えることが大切。一番必要だと思われるものから優先順位をつけておき、家賃との妥協点を見つけよう。

物件設備条件のチェック表

物件種別

3階建て以上で特定の建物構造の物件がマンション、2階建以下のものがアパート。一般的にアパートは、遮音性があまりよくない。鉄骨のマンションなら音が伝わりにくいが、それだけ家賃はお高め。

築年数

築5年以内の物件は築浅と呼ばれ、人気があるので家賃は高い。逆に10年を超えると家賃は大分抑えられる。築年数が長い物件でもリフォーム・リノベーションがされているところは狙い目。

階数

女性の一人暮らしの場合、防犯面では2階以上に住むのがオススメ。ただし、1階なら下に音が響く心配もなく、小さな庭がついていることも。家賃も安く設定されていることがある。

バス・トイレ独立

最近では「バス・トイレ別」を望む声が多い。しかしワンルームではまだまだユニットバスが主流。風呂とトイレは別々でないと落ち着かないという人は、必ず条件に入れておこう。

フローリング

同じ間取りの和室に比べて、家賃が高いことが多い。フローリングにこだわりたいけれど高い家賃は払えないという人は、畳の上に自分でフローリングシートを敷いて代用するのもひとつの手だ。

セキュリティ

家賃はやや高めだが、オートロック・モニタ付インターホン付きのマンションが女性に人気。また宅配ボックスが設置してあれば、宅配業者を装った押し込み強盗などの侵入を防げる。

2口ガスコンロ

自炊中心で料理好きな人は火力の強いガスの2口コンロのある部屋がおすすめ。最新式の電気コンロなら大丈夫ですが、そうでないと火力が弱く料理にも時間がかかる。但し、火の元には注意。

室内洗濯機置場

室内に洗濯機置場があれば、真冬の寒い時期も室内で洗濯ができ、防犯上も安心だ。室内以外では、玄関先やベランダに置き場があったり、洗濯機置き場が全くない物件も。

ペット可・楽器可

ペット可・楽器可は数が少ない。ペット可物件で全体の三分の一程度。どうしてもという人は、これを第一条件にして、時間をかけて探そう。家賃も高めなので、他の条件はあきらめる覚悟も必要。

その他設備

追い炊き風呂・エアコン・地デジチューナー・CATV・インターネット回線・冷蔵庫といった設備が付いている部屋もある。一部に関しては、初期費用が抑えられることになる。

その他のこだわりポイント

日当たり

部屋全体の明るさ・気分だけでなく、冷暖房費、湿気にも影響する。日当たりの悪い部屋で浴室乾燥がないと、洗濯物が乾きにくいかも。たとえ窓が南向きでも、周囲に高いビルや木があると日当たりが悪くなる。下見の際には必ず確認だ。

駐車場・バイク置き場

車を持っている人、持つ予定がある人は、最初から条件に入れて探そう。駐車場つきの物件以外で、都心や駅近くで駐車場を探すのは至難の技。部屋が決まったら、早めに駐車場の目星もつける必要がある。バイクに乗る人も、きちんと愛車を置ける場所があるか確認しよう。

2人入居可

ワンルーム1K、1DKなど、単身者向けの物件に2人で住みたい場合は、2人入居可の記載がある物件を探そう。稀に、2人入居可の記載がない場合でも、仲介業者が家主に相談して2人入居が認められることも。2DKなど、ファミリータイプの間取りだと最初から「2人入居可」の記載がない場合もある。

リフォーム・リノベーション済み

築年数の経っている物件でも、リフォーム・リノベーション済みなら内装はピカピカ。家賃もお手頃の狙い目物件となる。リフォームは建築当時の状態に戻す施工を指し、リノベーションは時代に合わなくなった物件の、用途や機能・間取りを変更して、新たな価値を生み出す改修工事を指す。リノベーションの方が現代風な間取り・機能を備えている場合が多い。

 

3.不動産屋に行こう

自分のお財布事情と相談しながら、希望する物件の条件・住みたいエリアなどが固まってきたら、いよいよ不動屋さん回りへ!部屋探しも本番だ。その前に、訪問時の注意点を把握しておこう。

 

3−1.目的にあった不動産会社を選ぼう

自分のお財布事情と相談しながら、希望する物件の条件・住みたいエリアなどが固まってきたら、いよいよ不動屋さん回りへ!部屋探しも本番だ。その前に、訪問時の注意点を把握しておこう。

目的にあった不動産会社を選ぼう

ひとえに不動産会社といっても、扱う物件や得意な分野はそれぞれ。まずは不動産会社について知っておこう。

不動産屋さんにも種類がある

物件を探す際にチェックしておきたいポイントとして、「取引態様」がある。「貸主」「代理」「仲介(媒介)」の3種類があり、不動産会社のほとんどは「仲介」を主としている。

  • 貸主|不動産会社が自社で所有する物件を直接入居者に貸し出す|手数料不要
  • 代理|大家さんに代わって、不動産会社が物件の入居者と契約を結ぶ|手数料は基本的に不要
  • 仲介|不動産会社が大家さんと入居者の間に入って、物件を仲介する|手数料必要

この取引態様によって仲介手数料の有無が異なってくる。実際には少ないのだが、貸主から直接借りる、あるいは代理によって借りる場合は、仲介手数料はかからない!(代理の場合は、大家さんとの取り決めによって、仲介手数料が発生する場合も。)

「仲介」に関しては、その物件を複数の不動産会社が扱っていることになるため、他の会社から先に契約をされてしまうこともあるので注意。仲介の中でも「専任」で物件を扱っている場合は、その会社一社のみの取り扱いということになるので、そういった心配は無用だ。

得意分野を見極める

不動産会社にもいろいろなタイプがある。大手チェーンもあれば、町場の老舗不動産屋もある。もっと言えば「学生向けの物件が多い」「ファミリー向けの物件に強い」「事務所や店舗などがメイン」だったり。 不動産会社によって得意分野はそれぞれだ。

希望の家賃や条件・設備を基準に、広範囲からベストな部屋を探したい方は「多店舗展開型の大手不動産会社」

  • 取り扱いエリアが広く、支店と連絡を取り合いながら幅広いエリアで探してくれる。
  • 大手の看板による安心感がある。社員教育も行き届いているので、明るく丁寧に接客してくれるところが多い。

住みたい駅・エリアがすでに確定している方は「地域密着型の町場の不動産会社」

  • 周辺情報に詳しく、地元の大家さんに直接任された「穴場物件」が思わぬ掘り出し物になるかも。
  • 個人経営タイプなら独断で営業できるので、柔軟な対応で融通が利くところが多い。

これらはあくまで目安であるが、初めての一人暮らしの人や、信頼できる不動産会社のコネクションが無い人はご参考までに。まずはインターネットで、希望のエリア・物件種別に強い不動産会社をピックアップしよう。そのうち数社回ってみて、取り扱い物件の幅や接客対応などを見極めていくのが安心だ。

 

3−2.いざ不動産屋へ

訪問前には必ずアポイントを取っておこう!

すでに物件の目星をつけている場合は、まずは電話で問い合わせてみよう。その際、「○○(サイト名・情報誌名など)で見たのですが」と伝えると、スムーズに対応してくれるはずです。下見の日程や、担当者も事前にきちんと確認しておこう。

2月後半~3月は特に注意!

まだ物件の目星がついていない人も、不動産屋に行く際は必ず事前に連絡を入れよう。 引っ越しする人の少ない閑散期であれば、住みたい町に直接出かけて行って不動産屋を巡るのも悪くないが、物件の取り合いになる2月後半~3月の繁忙期は、事前連絡なしで行っても対応してもらえない可能性が高い。

特に遠くから出てくる人は、すでに目当ての物件の契約が決まってしまっていた…とか、慣れない町で不動産屋探しに右往左往、なんてことのないように!来店までに条件に合いそうな物件を探しておいてくれる事もあるので、事前にアポイントを入れておいて損はないだろう。

訪問時の注意点は?

不動産会社を訪問し、自分の中で優先度の高い条件を伝えれば、希望に沿った部屋があるか探してもらうことができる。それまでに、自分が物件に求める条件を明確に順位付けしておくことが重要だ。すでに目当ての物件がある場合には、より詳細な資料・間取りなどを見せてもらい下見ができるのかどうかを確認しよう。

土日・祝日は混雑することが多いので、平日の朝に訪問するのが良い。朝早くに行けば、当日気に入った物件があった場合にスムーズに手続きができる。

節度ある行動を心がけよう!

ここで一つ注意したいのは、不動産会社に行った際に、担当者に悪い印象を与えてしまうような身だしなみや振舞いをしないように、ということ。お客とはいえ、入居者として家主に紹介できる人なのかどうか、不動産屋さんもあなたのことをチェックしているのだ。部屋を貸す上で信頼できる人と思われるよう、清潔感のある格好で、常識的な振舞いをしなければダメ。

特に、多くの友人と一緒に来てはしゃいでいたり、恋人とべったりで下見に来たりすると敬遠されることも。夜集まって騒がれたり、半同棲状態になったりするのではないかと疑われてしまうのだ。一人で行くのが無難だが、心細い場合もあるだろうし、複数の人と行った方が下見の際も細かくチェックできるという面もある。そういった場合は、付き添いの人を含めて節度ある行動を取れれば大丈夫だ。

 

4.下見でチェック!

気になるお部屋が見つかったら、不動産屋さんと下見に行こう。間取り図や写真だけではわからないことはたくさんある。そこで長く暮らすことや、引っ越しにかかる費用を考えて、下見は必ずしておこう。

 

4−1.お役立ちグッズ

スケジュールや、遠方に引っ越す方はなかなか難しいかもしれないが、後悔を残さないように無理をしてでも下見をすることを強くオススメする。ちなみに、契約をする前に不動産屋さんとお部屋の下見に行くことを内見と呼ぶ。

グッズ一覧

1.間取り図・地図

不動産会社からもらった資料は必ず持参して、間違いがないか確認しよう。地図も周辺の様子を確認するときに便利。

2.メジャー

カーテンサイズ・冷蔵庫・洗濯機・コンロなど色んな場所を測って、自分の持ち物が収まるか確認しよう。

3.デジカメ

デジカメがあれば、複数のお部屋を見たあとで最終判断を下すのに役立つ。周辺の写真も撮っておこう。

4.ビー玉

床が傾いていないか調べるのに便利!

 

4−2.下見のポイント

1.室内

重要事項は間取り図に書き込んでおこう

一度に何件も回ると、後で判断する時に迷ってしまうかも。間取り図にメモをしておくと後で判断がしやすくなる。ガス栓・テレビ配線・コンセントなども書き込んでおくといい。

家具の配置をイメージしてみる

ベッドを置いたときに、クローゼットが開かない!コンセントが挿せない!なんてことのないように。大きい家具を持っていく場合は事前にメジャーで測っておきたい。

開けられるものは全部開けてみる

扉・窓・収納の類は、とにかく一度開けてみよう。たてつけが悪かったり、思っていたより収納が狭かったり、窓の外がすぐお隣さんの窓だったり…後で気づいてももう遅い!

室内の汚れ・破損は事前に確認しておく

退室時の敷金返還を巡ってトラブルになることもあるので、きっちり確認しておきたい。事前に申し出ることで、直してもらえることもあるぞ。

室内チェックリスト

  • 日当たりはいいか
  • コンセントの位置・数/テレビ・電話の配線位置/ガス栓の有無
  • 壁や天井に雨漏りのシミはないか
  • 押し入れなど十分な収納があるか
  • 玄関の鍵の種類・数・チェーンの防犯性はどうか
  • 携帯の電波は入るか
  • 室内の汚れ・破損はないか
  • 水周りの状態

2.共有部分

管理は行き届いているか 共有部分は掃除されているか、 チラシが空室のポストにたまったり、切れっぱなしの電球があったりしないかチェックしよう。管理費がある場合、その費用と住居の実状との兼ね合いが不当でないか一考してみるといい。

セキュリティーは大丈夫? 共有部分に人が入り込みにくい造り?インターホンはカメラ付き?宅配ロッカーは?監視カメラは?管理人は常駐?なんて言い始めたらキリがないが、やっぱり気になるセキュリティー。泥棒に窓やベランダから侵入されそうなルートはないかもチェックしておこう。

共有部分チェックリスト

  • 窓・ベランダへの侵入経路
  • 集合ポスト・宅配ロッカーの有無
  • ゴミ捨て場の管理
  • 自転車置き場の有無・場所
  • 駐車場の場所
  • 住人の雰囲気

3.騒音や周辺環境

駅から一度歩いてみる 電灯はあるか、人通りはどうか、など実際に駅から歩いてみて治安面に不安がないか確認しよう。時間や曜日を変えて数回訪問するのがベスト。また、広告表示の駅徒歩分数は道80mを1分として一律に算出しているため、信号の多い大通り・踏切などを挟んでいる場合や、急勾配の坂がある場合、想定以上に時間がかかる場合もある。

近くのお店を確認 スーパーやコンビニ、銀行、クリーニング店などが近くにあるかを確認しておくと、引っ越してから困らない。特に帰りが夜遅くなる人や、生活リズムが不規則になりがちな人は24時間営業のお店があるか調べておきたい。

その他の周辺環境 集合住宅の中でも特にアパートは壁が薄いことが多い。お隣さんのマナーが悪かったり、周囲に道路や電車などがあったりしないか確認しておきたい。さらに、高速道路や工場・下水などがある場合、空気が悪くて窓が開けられない!なんてことも。

騒音や周辺環境チェックリスト

  • 帰り道の電灯・人通りはどうか
  • 実際の駅までの徒歩時間はどれくらいか
  • スーパーやコンビニ、銀行、クリーニング店はあるか
  • 墓地、工場・電車・道路などの騒音、下水などの異臭はないか
  • 24時間営業のお店はあるか
  • 街の雰囲気はどうか

 

5.契約は慎重に

契約は一番大事なところです。よく確かめて契約しましょう。

 

5−1.申し込みについて

気に入った部屋が見つかったら、早速申し込みをしよう。入居申込書に記入をし、場合によっては預かり金(申込金)を支払うことになる。

入居申込みとは

入居申込書には、住所・氏名・勤務先・収入・保証人等を記入し、それを元に貸主(大家)が入居審査を行う。

この入居申込書はあくまで入居意志の確認を行うものにすぎず、入居申し込みをキャンセルすることに法的な問題は生じないことを覚えておこう。ただ、不動産会社に迷惑をかけることになるのでくれぐれも軽はずみな行動はしないように。

預かり金(申込金)とは

預かり金とは、契約前の仮押さえという意味合いで支払うお金のこと。契約が成立しなかった場合や、入居申し込みをキャンセルした場合は全額返還され、契約が成立した場合はその後に支払う敷金・礼金などの契約金の一部として当てられる。金額は不動産会社によって異なるが、1万円~家賃1か月分程度が相場。

この申込金でのトラブルは非常に多いので、申込金支払い時には「領収書」ではなく「預り証」をもらい、全額返還されることを確認しておこう。

 

5−2.入居審査

入居審査とは、申し込み時に提出された入居申込書を元に貸主(大家さん)や不動産会社が入居にふさわしい人物かどうかを審査すること。家賃が滞らないかどうかという点に重点がおかれるので、保証人がいない場合や就業していない場合等は審査が通らないことがある。

スケジュール・必要書類の確認を

結果はどのくらいで出るのか、その後の契約はいつどこで行うのか、契約時に必要な書類は何か、契約時に立会人は必要か、いつ入居できるのか等、今後の契約までの段取りを確認しておく。 また物件や不動産会社によって必要となる書類も変わってくるので、これも不動産会社に確認して、必要な書類を揃えておこう。

必要書類の例

  • 入居者の住民票
  • 入居者の収入を証明する書類
  • 保証人の印鑑証明
  • 保証人の収入を証明する書類
  • 連帯保証人承諾書
  • 火災保険加入申込書

その他契約時に必要な物

  • 必要書類
  • 印鑑証明(印鑑)
  • 身分証明書
  • 銀行口座預金通帳と届出印(自動引き落としの場合)
  • 初期費用(敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・火災保険料など)

預かり金(申込金)とは

預かり金とは、契約前の仮押さえという意味合いで支払うお金のこと。契約が成立しなかった場合や、入居申し込みをキャンセルした場合は全額返還され、契約が成立した場合はその後に支払う敷金・礼金などの契約金の一部として当てられる。金額は不動産会社によって異なるが、1万円~家賃1か月分程度が相場。

この申込金でのトラブルは非常に多いので、申込金支払い時には「領収書」ではなく「預り証」をもらい、全額返還されることを確認しておこう。

 

5−3.重要事項説明

契約の流れ

  • 重要事項説明書の内容説明(確認のうえ、署名・押印)
  • 賃貸契約書の内容確認(確認のうえ、署名・押印)
  • お金の支払い(敷金・礼金、仲介手数料、家賃など)
  • 敷金・仲介手数料の領収書、資金の預かり証、契約書、カギの受預

重要事項説明書

不動産会社は、契約前に「重要事項説明書」を入居者に交付する義務がある。その際、宅地建物取引主任者が主任者証を明示した上で、物件の構造や設備、禁止事項等などについて説明する決まりになっている。

この重要事項の説明は、実際には契約の直前(契約日)に一気に読み上げることになるので、よくわからないままなんとなくサインをしてしまう人も多いようだ。後々トラブルの原因になりかねないので、分からないこと、疑問点などがあった場合は、遠慮せずにその場で必ず確認して、納得した上で契約手続きに入ろう。

賃貸契約書

重要事項説明書に記載された情報に加えて、お金関係、退去予告、禁止事項など、さらに多くの取り決めが記載されている。契約書に一度署名・捺印すると、その内容を承認したとみなされるので、不明点がある場合には、すべて確認してから署名・捺印すること。家賃や禁止事項の緩和などの交渉は契約前でないと受け付けてもらえない場合が多いので注意。

5−4.契約時のチェックポイント

お金関係、退去予告、禁止事項など後でトラブルになる可能性がある点は集中的にチェックしたい。

敷金返還トラブルを防ごう

特にトラブルが多いのが退去時の敷金返還だ。敷金は、家賃滞納や退去時の原状回復に充てるために預けておくもの。経年による自然磨耗分については借主に原状回復の義務はなく、貸主の負担となるため、著しく部屋を汚したり設備を壊したりしていなければ、原則敷金は全額返ってくることになる。

ところが、契約書に「特約」として貸主の原状回復の負担について記載されている場合などがあり、修繕費・・クリーニング代などと称して、敷金返還どころか、さらに費用請求されてしまうなんてことも…。 一番の解決策は、契約時に敷金に関する取り決めをしっかりと確認すること。また、入居時にすでにあった汚れや破損部分まで負担させられないように、カメラなどで記録し、事前に確認しておくことも大切だ。

その他のチェックポイント

  • 支払い日と方法
  • 更新の条件と段取り、更新料などについて
  • 敷金清算の条件(原状回復の範囲)
  • 禁止事項・注意事項
  • 契約が解除される条件
  • 退去予告の段取りと方法
  • 特約があればその内容
  • 入居後の連絡先(大家さん、管理会社などが多い)

 

6.引越し準備は段取り良く

お部屋探しを始める前に、まずは上限予算とスケジュールを明確にしよう!

 

6−1.引っ越し方法を決める

無事新居が決まったら、ついに念願のお引越し!ただし引越しは、様々な手続き・手配等が必要で、実際にはかなり労力がかかるものだ。段取り良く進めていきたいところだ。

引越し方法を決める

  • 自力。知人に協力してもらう。
  • 搬送のみ業者に頼み、荷造り・片付けなどは自分で。
  • 全て業者におまかせのパックプランを利用。

近場の引越しで、単身者など荷物の少ない場合は、友人などに手伝ってもらって引越しをしてしまうことも可能。ただし、人数が多ければお礼に予想外のコストがかかることも。レンタカー代、ガソリン代、お礼代などをざっと計算してみよう。 単身者の場合など、引越し会社の「単身者パック」や赤帽などの方が安くつく場合もあるぞ。

また、友人に頼んだ場合には、慣れない作業で家具や部屋を破損してしまうこともある。高価な荷物が多い場合は、万が一の場合の補償がついたプロにお願いしたほうが安心だ。サービスとコストのバランスを考えて、自分にあった引越し方法を考えよう。

 

6−2.引っ越し業者の選定

必ず数社から見積もりを取ること!

引越しを自分でやる場合は友人の手を借りればいいが、引越会社に依頼するとなった場合にどこに頼めばいいのか悩むところ。引越し料金は、意外に業者によってかなりの差が出てくるので、必ず数社に見積もりを依頼し、どこが一番いいのか早めに調べておこう。

見積もりの際にチェックすべきポイントとしては、電話をしたときの対応・メールの内容・見積もりの内容・営業の方の態度などがある。信頼できる業者さんを選ぶことが大切。引越しのハイシーズンである3~4月、8~10月などは、業者もすぐに予約で埋まってしまう。特に土日に引っ越すつもりなら、入居予定日の1ヶ月前には手を打っておくべし。

 

(引用:いえらぶ

 

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